伊吹憧憬

2011.09.07 伊吹山「お花畑」 (編集版)

■ 2011.09.07 伊吹山「お花畑」 (「伊吹憧憬」-687-) 2011.09.07 台風(12号)一過。 和歌山と奈良などで、傷ましい土砂災害が…… 長続きする気配だ。 突然出来た土砂ダムは決壊の恐れがあるという。 伊吹山ドライブウェイを快走しながら 私は、不安を感じ…

アカショウマ ・ 赤升麻   Astilbe thunbergii

■ アカショウマ ・ 赤升麻 (「伊吹憧憬」-681-) 豪雨一過の、2011.07.05 この日、晴れそうな気配に決断。 伊吹山を目指した。 花季に入ったばかりのアカショウマが 一気に咲き誇ろうとする気配を見せていた。 真っ白の小花が 風にもてあそばれているような…

イブキタイゲキ(伊吹大戟) / タカトウダイ(高燈台) Euphorbia pekinensis / var. ibukiensis

伊吹山・三合目 2007.09.26 ■ イブキタイゲキ(伊吹大戟) / タカトウダイ(高燈台) (「伊吹憧憬」-681-) 2007.06.05 伊吹山 まだ咲き初めのようで 花はさらに変化するようだ。 幾何学的な茎から花先全体の姿がおもしろい。 前にも言ったが、トウダイグサ科…

一つとして同じ顔はなく

豪雨一過の、2011.07.05 この日、晴れそうな気配に決断。 伊吹山を目指した。 この時季 目立つのはユウスゲとミヤマコアザミばかりと言っても過言ではない。 ■ ミヤマコアザミ (「伊吹憧憬」-680-) じっくり見なくても、人間と同じで 一つとして同じ顔はな…

咲き残ってくれていた…

■ グンナイフウロ・郡内風露 (「伊吹憧憬」-679-) なかなか晴れ間がつづかない。 都合もつかない。 2011.07.05 この日、豪雨一過、 晴れそうな気配に決断。 伊吹山を目指した。 この時季に出かけるのは数年ぶりであった。 とっくに終わっていると思ってい…

とっても 毛深いんです

■ ミヤマコアザミ (「伊吹憧憬」-678-) なかなか晴れ間がつづかない。 都合もつかない。 2011.07.05 この日、豪雨一過、 晴れそうな気配に決断。 伊吹山を目指した。 この時季に出かけるのは数年ぶりであった。 おそらく、ミヤマコアザミはこの時季がもっ…

クモキリソウ ・ 雲切草    Liparis kumokiri

■ クモキリソウ ・ 雲切草 (「伊吹憧憬」-677-) なかなか晴れ間がつづかない。 都合もつかない。 2011.07.05 この日、豪雨一過、 晴れそうな気配に決断。 伊吹山を目指した。 この時季に出かけるのは数年ぶりであった。 なかなか遇えなかったクモキリソウ…

バイケイソウ ・ 梅蕙草   Veratrum album

■ バイケイソウ ・ 梅蕙草 (「伊吹憧憬」-675-) なかなか晴れ間がつづかない。 都合もつかない。 2011.07.05 この日、豪雨一過、 晴れそうな気配に決断。 伊吹山を目指した。 この時季に出かけるのは数年ぶりであった。 バイケイソウが少し離れたところに…

2011.06.26  伊吹野

■ 2011.06.26 伊吹野 (「伊吹憧憬」-674-) 久し振りに奥伊吹を目指すことにして…… その前に、いつものように伊吹野でこころをのばす。 まず迎えに出てくれたのはハッチョウトンボの雌。 ただしそっぽを向いていたので… パス。 柿蘭 が咲きはじめ モウセン…

ミヤマトウキ ・ 深山当帰

■ ミヤマトウキ ・ 深山当帰 (「伊吹憧憬」-673-) 2011.06.09 伊吹薬草園 深山当帰も、ちょうどの頃合いにしっかりと 初々しい花顔を見せてくれていた。 まさに咲きはじめに出遇ったようなのだ。 小さな蕾と花に 神聖な秩序美を感じないわけにいかない。 …

イワシモツケ ・ 岩下野   Spiraea nipponica

■ イワシモツケ ・ 岩下野 (「伊吹憧憬」-672-) 2011.06.09 伊吹薬草園 ――こんなに咲いていていいのかぁ? と思えるほどみごとに しっかり咲いていた。 咲きはじめたばかりのようだ。 シモツケ属の白花は多くはない。 おもしろいくらい清々しい。 イワシモ…

キンラン ・ 金蘭   Cephalanthera falcata

■ キンラン ・ 金蘭 (「伊吹憧憬」-671-) 2011.06.03 晴れたのでなんとか時間を工面して奥伊吹へ……。 ――今年も金蘭に遇えないなぁ~、と 諦めたのはだいぶ以前になる。 だから、金蘭が一茎立っているのを見たときには 歓喜 v(^_^)v !(^^)! v(^_^)v だが、…

ボタンネコノメソウ ・ 牡丹猫の目草

■ ボタンネコノメソウ ・ 牡丹猫の目草 (「伊吹憧憬」-670-) 2011.05.25 伊吹山お花畑 ヤマネコノメソウはもう終わっているこの時季 お花畑ではありふれたボタンネコノメソウ。 好きなネコノメソウ属のひとつだ。 ボタンネコノメソウ (ユキノシタ科ネコノ…

コガネネコノメソウ ・ 黄金猫の目草   Chrysosplenium pilosum var. sphaerospermum

■ コガネネコノメソウ ・ 黄金猫の目草 (「伊吹憧憬」-669-) 2011.05.25 伊吹山お花畑 9合目と山頂の中間 巡り合わせがわるかったのだろう… これまでなかなか遇えなかったのだ。 しかし今回は確信を持って出かけた。 ネコノメソウ属は私が好きな花の一つ…

コハコベ・小繁縷 / ハコベ・繁縷  Stellaria media

■ コハコベ ・ 小繁縷 (「伊吹憧憬」-620-) ハコベ ・ 繁縷 「ハコベ」はコハコベとウシハコベとの総称とか。 ウシハコベとの違いは雌蕊にある。 コハコベは3本、ウシハコベは5本 たわいないことだが… 場合によって、「知る」ということが 人生を変える…

アマナ ・ 甘菜 (「伊吹憧憬」- 121)

■ アマナ ・ 甘菜 (「伊吹憧憬」- 121) 2007年4月24日 久しぶりの伊吹山である。 歩いてあがりたかったが……。 ガスが山頂を隠したままだ。 アマナの小さな姿が きつい風に煽られて ゆれている。 左右 前後に 倒れるように、 束の間の春を楽しんでいる。 点…

ヤマエンゴサク ・ 山延胡索   Corydalis lineariloba

■ ヤマエンゴサク ・ 山延胡索 (「伊吹憧憬」- 120) 2007.04.24 伊吹山3合目 久しぶりに、 もう半年にもなるのか―― 伊吹山の三合目へ行った。 アマナ以外には「これ」というものが 咲いていない。 ニリンソウやタンポポ そしてありふれてはいるが たくさ…

トウダイグサ ・ 燈台草 / 鈴振り花(スズフリバナ)  Euphorbia helioscopia

2007.04.05 三島池から ■ トウダイグサ ・ 燈台草 (「伊吹憧憬」- 119) 2007.04.05 伊吹山の三合目にはまだ花がないそうだ。 ゴンドラも土日しか動かない。 4月半ばになると動くだろう。 山裾の林を2時間ほど歩いてよく見かけたのは スズシロソウくらい…

久しぶりだね 伊吹さん 〈「伊吹憧憬」-118)

■ 久しぶりだね 伊吹さん 〈「伊吹憧憬」〉 二ヶ月ぶりに奥伊吹へ出かけた。 渓流が冷たく流れている。 今年の伊吹は 去年と打って変わって雪が少なすぎる。 全国的な暖冬。 何の宛もなく村の中を歩いた。 農家の庭に枯れ紫陽花が……。 これは……何の花だった…

大乗峰伊吹山寺・伊吹山頂円空上人像(「伊吹憧憬」-117)

初めて伊吹山頂へ行ったのが 昨年2006,8,25 そのとき撮った 山頂にある 大乗峰伊吹山寺 寺というより小屋 円空上人十二万体造像発願の地 ということで 上人像が安置してある。 円空の彫像があると思っていたのは勘違い。 上人像である。 しかし いささか一刀…

イブキコゴメグサ・伊吹小米草 (「伊吹憧憬」-116)

イブキコゴメグサ・伊吹小米草 (「伊吹憧憬」-116) 10月10日、大文字草に出遇った日。 少し後い伊吹小米草にも出遇っていた。 可愛い姿を夢中になって撮っていた。 もう 遠い昔のような気がしてくるから不思議だ。 イブキコゴメグサ(ゴマノハグサ科) 学…

ハキダメギク・掃溜菊 (「伊吹憧憬」-115)

ハキダメギク・掃溜菊 (「伊吹憧憬」-115) だれが付けたのかひどい名をつけたものだ。 日本では大正年間に発見されたという。 熱帯アメリカ原産のキク科コゴメギク属。 いまでは何処の田圃でも見られるほどだ。 奥伊吹の大久保で杉がいっぱい露を含んでい…

逝く秋 紅葉 奥伊吹-5 甲津原素描(「伊吹憧憬」-114)

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 5 甲津原素描 (「伊吹憧憬」-114) 甲津原……。 奥伊吹スキー場へ至る最後の集落。 戸数49戸。 「甲津原交流センター」の喫茶店で 遅い昼食をとった。 新鮮な素材を生かした生産物を作り、売っている。 特に米が旨い。 すぐ前にある…

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 4 甲津原 (「伊吹憧憬」-113)

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 4 甲津原 (「伊吹憧憬」-113) 甲津原へのトンネルを抜けると、 左手に紅葉が迫ってくる。 この日は珍しく先客が紅葉を撮っていた。 老夫婦、二人。 近づいて話しかけるとなぜか避けるような雰囲気。 私がヤクザに見えたのかもしれな…

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 3 姉川ダム (「伊吹憧憬」-112)

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 3 姉川ダム (「伊吹憧憬」-112) 姉川ダムの中央に立つ。 眺望満点。 まずは北面。 過日トップ画像にUPしたのと同じ位置。 ため息が漏れた。 貯水湖はわずかに漣み、 湖面に落葉がしきりに舞っていた。 若干名の観紅葉客。 もしかす…

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 2 甲賀・曲谷 (「伊吹憧憬」-111)

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 2 甲賀・曲谷 (「伊吹憧憬」-111) 大久保を過ぎると甲賀の村である。 途中、渓流釣り場もあるが 姉川へ下りるところがなくなってくる。 甲賀に入る直前 美しい渓流を見ることになる。 私はいつもここを通るのを楽しみにしている。 …

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 1 大久保 (「伊吹憧憬」-110)

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 1 大久保 (「伊吹憧憬」-110) 奥伊吹への道を辿ると 最初に出会う村が大久保である。 ここに至る途中に絶景の紅葉場所がある。 が、道路の工事中で、 邪魔をしてはいけない。 諦めた。 村は至って静かだ。 夏は近隣の子供や若者で賑…

スダチの実 (「伊吹憧憬」-109)

スダチの実 (「伊吹憧憬」-109) 奥伊吹、甲津原の村を歩いていると スダチの実に出遭った。 懐かしい。 何十年ぶりだろう。 半世紀近い。 人は笑うだろう…… だが、人生の出会いもそんなものだ。 ……なんて……! 可愛い! 紅葉を撮るつもりだったのに 天候に…

AOSAGI君 in 奥伊吹 (「伊吹憧憬」-108の2)

AOSAGI君 in 奥伊吹 (「伊吹憧憬」-108の2) AOSAGI君、次に止まったのは 少し離れた梢……。 追うことにしてわざとらしく ゆっくり移動。 接近。 また気づかれた……! AOSAGI君、非常警戒に入る。 長くした首の羽が逆立っているのが判る。 「おまえさん…ひつ…

AOSAGI君 in 奥伊吹 (「伊吹憧憬」-108の1)

AOSAGI君 in 奥伊吹 (「伊吹憧憬」-108の1) 奥伊吹、姉川の上流にある甲津原は 奥伊吹の一番奥にある小さな村である。 その川に二匹の鴛鴦(オシドリ)が仲良く、 ひそかに住んでいる。 鳥を撮ったことなど皆無に等しい私だが、 ここ3回、一ヶ月狙ってい…