逝く秋 紅葉 奥伊吹-5 甲津原素描(「伊吹憧憬」-114)

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 5 甲津原素描  (「伊吹憧憬」-114)


   甲津原……。
   奥伊吹スキー場へ至る最後の集落。
   戸数49戸。
   

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   「甲津原交流センター」の喫茶店
   遅い昼食をとった。
   

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   新鮮な素材を生かした生産物を作り、売っている。
   特に米が旨い。
   すぐ前にある茅葺きの資料館もいい。


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   甲津原の、戦後まであった生活の一端が知られる。
   土間、三和土はふるさとに少し似ていた。
    (機会があればいつか紹介しよう。)

   胃の腑が満足すると
   私は村の中をうろついた。

   紅葉が屋根、家屋に迫って来る。

   
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   大根を干す光景は下の村々
   伊吹の町あたりでも見受けられた。


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   生活も冬支度。
   大根も
   干し柿
   洗濯物も
   同じ軒下にあるのがいい。
   ――フフッ、と
   微笑んでしまう。


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   また雨風に曝されて汚れた酸漿を撮ってしまう。



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   なぜだろう。


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   その側を流れているのが
   この溝だ。


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   これはもうせせらぎだ。
   清流だ。
   紅葉した落ち葉が
   流れ、
   白い砂の、その底に溜まっている。

   稲荷神社のもみじの黄葉がきらきら輝いていた。   


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   このもみじの種類はなにだろう。

   杉林にある薄の胴巻き(?)


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   「交流センター」まで戻ってくると、
   今晩の総菜の材料を取りに行くのか
   老婆が独り
   腰掛けにもなるキャリーカーを押して
   遠くの畠の方へ歩いて行く。


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   飽きもせず
   またやって来るだろう奥伊吹……。
   その日、


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   伊吹山は快晴の下にいた。

   秋最後の光景のような気がする。



                                                「逝く秋 紅葉 奥伊吹」 



   初冠雪は12月9日――私の予想
   当たるか……?!
   その日、私は行く予定だ……。   



              ご覧いただき ありがとうございました

専ら、CanonのIXY DEGITAL800IS か、EOS20D に EF-S18-55mmF3.5-5.6USM や EF90-300mmF4.5-5.6USM、 EF50mmF2.5コンパクトマクロを装着して撮っています。