逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 4 甲津原 (「伊吹憧憬」-113)

逝く秋 紅葉 奥伊吹 - 4 甲津原  (「伊吹憧憬」-113)


   甲津原へのトンネルを抜けると、
   左手に紅葉が迫ってくる。
   

イメージ 1


   この日は珍しく先客が紅葉を撮っていた。
   老夫婦、二人。
   近づいて話しかけるとなぜか避けるような雰囲気。
   私がヤクザに見えたのかもしれない。
   がさつな撮り方をするから……。

   眼下に細い渓流が見える。
   

イメージ 2


イメージ 3


   白砂。
   眼前に紅葉が迫ってくる。
   息を飲む。
   絶景である。   


イメージ 4


イメージ 5


   スキー場で駐車場の工事をしている関係で
   ダンプがよく通る。
   気をつけながらしばしカメラを向けるやら
   見惚れるやら……。
   ――甲津原まですぐだ。
      急ぐことはない。
      ……。

   次に、私が必ず停車する場所がある。
   ただの田圃の光景。


イメージ 6

   平凡。
   その美しさが私には撮りきれない。
   だが、撮ってみる。
   今回も無理なようだ。
   平凡なものを奥深く撮りきることができる写真家を
   私は本物だと思う。


   甲津原。
   火曜日というのに、いつも立ち寄る喫茶店が開いていた。
   弁当の注文があるときは開く。
   そうでなければ土日祭日しか開かないのだ。
   ――ありがたい。
   なんとか遅い昼飯にありつけた。
   ただし麻の実が入ったカレーしかできないという。
   ――上々だ。
   そのあと、いつものように
   村をブラブラした。
   

      見慣れた棚田(過日上げた画像の縦バージョン)
イメージ 7
      
   木々の黄葉が眩しい。
   みごとな大木である。


イメージ 8


イメージ 9


   見慣れた美しい渓流。
   だが、これもありふれている……(?)
   この渓流の光景も
   木々も


イメージ 10

   冬の訪れを感じさせ始めていた。


イメージ 11


イメージ 12


   もうそこに冬がやってきている。

   《とき》がおそろしく早く尾根を渡っていく。


                                                    明日へ つづく


   雪が来ても行くようだ
   スキーはしないが
   また行きたい 伊吹
   初冠雪は12月9日――私の予想
   当たるか……?!   



              ご覧いただき ありがとうございました

専ら、CanonのIXY DEGITAL800IS か、EOS20D に EF-S18-55mmF3.5-5.6USM や EF90-300mmF4.5-5.6USM、 EF50mmF2.5コンパクトマクロを装着して撮っています。