ぶらり何処かへ

■ 義仲寺 ■ - 6 -

翁堂の裏にはいくつもの墓と句碑が並んでいる。 ごった返していると言えば過言だが、 決して広くない空間だけにそんな印象も決して嘘にならない。 特に目立って大きいのは 保田與重郎 の墓である。 その横にやはり大きな、これは 蝶夢 の墓。 寺内にある「粟…

■ 義仲寺 ■ - 5 -

さきほど、まゆみの実を眺めていたときから 翁堂が気になっていた。 芭蕉の墓に黙礼した後 翁堂の方を振り返った。 すると さっきのカップルがあらかた見終えたのだろう 寺務所の方へ歩み去っていくのにすれ違う。 ――若いから…… いつまでも墓詣ででもあるま…

■ 義仲寺 ■ - 4 -

ジョウ ハエ 木曾の情雪や生ぬく春の草 芭蕉 元禄四年、「無名庵にての作」である。 新しい立派な無名庵が義仲の供養塔の後ろに建っている。 その昔は方丈程度の廬だったろう。 芭蕉はそこに何度も長逗留している。 以前、半世紀前までは 冬になると何度も雪が降…

義仲寺 第3回 (5画像)

真弓の木のそばには小さな木立が幾本かある。 その木々に囲まれるように 二つの句碑があった。 シキリ 鶯の頻に鳴くや雨の花 其桃 「雨の花」は梅であろう。 義仲忌は睦月下旬。 人間なら、血が出るほどに泣き叫ぶ姿。 義仲の最期を思い浮かべて詠んだ句か? も…

義仲寺 (第2回)

史料観は京間六畳ほどの小さなもので、 松尾芭蕉や源義仲に関わる記念の品、 書籍、巻物などが展示されている。 わずかなものである。 私が覗いたときには、 芭蕉が用いた杖があった。 細く短いもので、 80センチほどのものである。 小柄な芭蕉の旅する姿…

「湖族の郷 ・ 堅田小景 (第二集)」整理版

滋賀の堅田は湖族の郷と呼ばれる。 その昔は海運の要衝として栄えた。 ぶらぶら 堅田の町をうろついている。 初春の堀割り(水路) 淡水真珠の養殖場へと繋がっている 水路には… 鴨が入ってきたり 小鳥が来たり……。 淡水真珠の養殖場 淡水真珠の養殖場そのも…

義仲寺 - 1 -

――いつか行こう。 そう思って20年以上の歳月が流れた。 松尾芭蕉を 特に敬愛しているわけでも 俳句をたしなんでいるわけでもないけれども、 滋賀へ引っ越ししてきたのだから、 終の棲家ともなろうから、 近いところのどこに なにがあるのかぐらいは知って…

「湖族の郷・堅田小景」(第1集) 整理版

滋賀の堅田は湖族の郷と呼ばれる。 その昔は海運の要衝として栄えた。 ぶらぶら 堅田の町を歩いてみる。 堀割り(水路) いくつもの堀割りが残っているが排水路になりつつあるその一つ。 浜通り商店街 琵琶湖岸から西へ一筋。完璧な生活道路。 何軒かの商店が…

茅葺きの村・在原 ― 秋から冬支度へ (19画像)

10月30日 快晴 小春日和… と言いたいが風が冷たい 滋賀県高島市マキノの奥 の、奥 在原業平ゆかりの村という…在原。 この薄も無駄に生えているわけではなかった。 村の東の休耕地などにびっしりと… 生い茂り、 風に靡いていた。 ふと気づくと…… 茅葺き屋…

茅葺きの村・在原 ― 冬支度 - 10(完)

茅葺きのある村・在原は 滋賀県高島市マキノの奥にある。 たまに雪で入れないこともおこるが 静かなたたずまいを残す美しい村である。 雪に備えてゆっくりと 住居まわりを薄や藁で囲む作業が続いている。 そんな光景を一日一枚 UPしている。 村の入り口(遠…

茅葺きの村・在原 ― 冬支度 - 9

茅葺きのある村・在原は 滋賀県高島市マキノの奥にある。 たまに雪で入れないこともおこるが 静かなたたずまいを残す美しい村である。 雪に備えてゆっくりと 住居まわりを薄や藁で囲む作業が続いている。 そんな光景を一日一枚 UPしている。 しっかりと薄の…

茅葺きの村・在原 ― 冬支度 - 8

茅葺きのある村・在原は 滋賀県高島市マキノの奥にある。 たまに雪で入れないこともおこるが 静かなたたずまいを残す美しい村である。 雪に備えてゆっくりと 住居まわりを薄や藁で囲む作業が続いている。 そんな光景を一日一枚 UPしている。 しっかりと薄の…

茅葺きの村・在原 ― 冬支度 7

茅葺きのある村・在原は 滋賀県高島市マキノの奥にある。 たまに雪で入れないこともおこるが 静かなたたずまいを残す美しい村である。 雪に備えてゆっくりと 住居まわりを薄や藁で囲む作業が続いている。 そんな光景を一日一枚 UPしている。 しっかりと薄の…

茅葺きの村・在原 ― 冬支度 6

茅葺きのある村・在原は 滋賀県高島市マキノの奥にある。 たまに雪で入れないこともおこるが 静かなたたずまいを残す美しい村である。 雪に備えてゆっくりと 住居まわりを薄や藁で囲む作業が続いている。 そんな光景を一日一枚 UPしている。 茅葺きの村・在…

茅葺きの村・在原 ― 冬支度 4

茅葺きのある村・在原は 滋賀県高島市マキノの奥にある。 たまに雪で入れないこともおこるが 静かなたたずまいを残す美しい村である。 雪に備えてゆっくりと 住居まわりを薄や藁で囲む作業が続いている。 そんな光景を一日一枚 UPしている。 茅葺きの村・在…

滋賀・在原 (トップ画像)

花樹アルバム 「 いとしきものたち ― いつかのための鎮魂歌 ―」 へようこそ 在原 ― しばらく滋賀、マキノとその奥にある茅葺きの村・在原の光景をUPします。

在 原 (トップ画像) 冬支度が……分かるかな?

花樹アルバム 「 いとしきものたち ― いつかのための鎮魂歌 ―」 へようこそ 在原 ― 滋賀、マキノとその奥にある茅葺きの村・在原の光景、2回目。

メタセコイア街道‐冬 (トップ画像)

花樹アルバム 「 いとしきものたち ― いつかのための鎮魂歌 ―」 へようこそ 滋賀、マキノとその奥にある茅葺きの村・在原の光景をしばらくUPする。

ぶらり何処かへ ― 関ヶ原鍾乳洞 ―

何度か伊吹山へ行っていると途中で目にする「関ヶ原鍾乳洞」の大きな看板が気になっていつか行ってみようかと思っていた。幸いというと奇妙な言い方になるが、時雨れていた。晴なら、鍾乳洞へ足を向けたことを後悔したにちがいない。で、幸運な降ったりやん…

在原・茅葺きの村-6(完)

高島市マキノ さらに奥 白谷温泉から5キロ山間を上っていくと そこに在原がある。 在原業平が一時身を潜ませたという伝説の山村である。 バランスを崩しながら それでも生きていかなければならない 脊索動物門哺乳綱サル目ヒト科の ふるさとのような気がす…

茅葺き屋根の山村・在原-5(13画像)

高島市マキノ さらに奥 白谷温泉から5キロ山間を上っていくと そこに在原がある。 在原業平が一時身を潜ませたという伝説の山村である。 次第に夕暮れていく在原の土壁と羽目板の光景をまとめてみました。 ほとんどが薪などを貯蔵する倉庫のように使われて…

「茅葺きのある山村・在原」-4 (10画像)

高島市マキノ さらに奥 白谷温泉から5キロ山間を上っていくと そこに在原がある。 在原業平が一時身を潜ませたという伝説の山村である。 私は日暮れを待っていた。 山の端の影が次第に延びてくる。 私は時間つぶしに飛んでいる赤トンボをなんとか撮ろうと四…

「茅葺き屋根のある山村・在原」-3

高島市マキノ さらに奥 白谷温泉から5キロ山間を上っていくと そこに在原がある。 在原業平が一時身を潜ませたという伝説の山村である。 在原に至るまでの谷川には人が入って行けそうもない、清流だ。 田圃の用水路も清水が流れ、爽快、清涼。 茅葺き屋根は…

「茅葺きのある山村・在原」-2

高島市マキノ さらに奥 白谷温泉から5キロ山間を上っていくと そこに在原がある。 在原業平が一時身を潜ませたという伝説の山村である。 ちょっとお気に入りです。 とにかく、家の周りに木の多い村です。 雪害防止のためでしょうが画になります。 飽きない…

「茅葺きのある山村・在原」-1

高島市マキノ さらに奥 白谷温泉から5キロ山間を上っていくと そこに在原がある。 在原業平が一時身を潜ませたという伝説の山村である。 冬の間雪に埋もれるためもあってここまでの道路は整備されている。 村の中も一本の道がジグザクしながら延び 一つ山を…

長刀鉾の鉾立て(祇園祭まぢか!)20画像

昨日、12日。 所用で京都・四条烏丸で人と待ち合わせたついでに少しだけ撮った。 10日から「鉾立て」が始まったのにまだ完成していなかった。 「山」のいくつかは鉾立ても終わり、「曳き初め」も終わっているというのに、 さすが祇園祭のメインと言うべ…

奥大原・百井の里にて(6月)

2006年6月20日 山の木々が見たくなって、急に思いついて 人がほとんど行かない大原の奥 百井の里へ、ちょっと行ってみた。 初めてのことで、まず5キロほどの急坂に驚いてしまった。 取り立てた風景はないように思えた。 途中、渓流沿いで野草などを…

京都大原名残の桜・法泉院

2006年4月 桜も終わり。少しおそくまでなんとか保ってくれる大原へ行ってみた。 三千院ではなく「宝泉院」。 見事な五葉の松はカメラに収まり切れないので割愛した。 本当にみごとな松なのである。広角レンズがあれば入ったかも知れない。 庭が一風変わ…

若狭の春・蘇洞門

風がまだ肌寒い若狭の海。 蘇洞門(そとも)の岩々と潮の香を 目と胸に焼き付ける 見なれた景色が また あたらしい みなれた二つ岩、三つ岩、 水頭、ライオン、烏帽子…… 若狭の海 若狭の島 若狭の磯が 今も脳裏に浮かぶ なぐわしき光景

ヤマアオガエルの卵タマゴ卵たまご…

ユマアオガエルの卵 泡状になっています 分かりますかね? 遠くから見るとまるで「白い花かな?」と見まがいます。 滋賀県高島市「ビラデスト今津」の平池ビライケではいま「ウソ!」というほど 木々に卵タマゴ卵たまご…… おもしろい光景に出遭えます。 ☆書庫を…