惜春・京都大原寂光院(整理版)

イメージ 1

ひととどめ逝く春おしむ寂光院

惜春・京都 大原 寂光院


   久しぶりに寂光院へ行くことにした。
   一つには、本堂焼失のあとどうなったか少しは気になっていたから。
   一つには、実は前回来たとき、
    民宿でしたたか飲んで二日酔いに潰れてしまったため、見ずじまい。
   かすかな後悔が尾を引いていた。
   駐車場からゆっくり歩き出す。
イメージ 2
   落ち着いた田舎の風情が残っている。
イメージ 3

   ときどき花々や民家を撮る。
   大勢の元気な老人たちと行き違う。
   落合の滝を撮ったが……×
   寂光院前の漬け物屋「翠月」の漬け物を買うのも楽しみの一つ。
イメージ 4

イメージ 5

   帰りに買おう。
   傷んだ足も大分ましになってきている。
   ゆっくり歩く。
イメージ 6
   「翠月」の犬が寂光院へ入っていく私をいつまでも見ていた。
   よっぽど怪しいのだろう。
   案内の人も最初だけは多少怪訝な風に私を見る。説明してくれない。
   私の頭を見て「説明不要」との判断か? 確かに、私の頭は高僧ばり。
   仕方ない。
   で、あれこれながなが雑談だけ。
   急いで廻れば10分とかからない寂光院の境内を2時間ばかり堪能した。

   なにごとも、独りで動くのがいい。
   とにもかくにも、数年ぶりの寂光院である。
イメージ 7
イメージ 8
イメージ 9

花ぞ散る堪えたる者はただ独り


イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12
花のごと訪えど応えず柴庵


イメージ 13
イメージ 14
花添いて美人になり増す寂光院

   修復再建されて一年。美しい本堂である。これもまた佳し。


イメージ 15
イメージ 16
イメージ 17
雪とけてなおとけぬこころ寂光院


イメージ 18

イメージ 19

イメージ 20

豊臣秀吉寄進の鉄灯籠。)
豊公もはなごころ知る鉄灯籠


イメージ 21
花を見て人を待ちけり寂光院


イメージ 22
千年もいのち一刻(いっとき)姫小松


   先年、本堂が火災にみまわれたと聞いたときは驚いた。
   樹齢千年と言われた松も平成16年夏、竟に枯死したのだ。



 つづき http://blogs.yahoo.co.jp/uttiyda/8325837.html