イブキトラノオ ・ 伊吹虎の尾

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   ■ 2006年 最後の伊吹虎の尾  


       10月中旬、山頂近くで一本だけ

       まるで今年最後のイブキトラノオのように

       ポツンと咲いていた。


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       三日後もまだ独り立っていた。


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       ――可憐や……。健気やなぁ……。 (←関西弁で)

       半ば倒れかけたイブキトラノオを美しいと思った。

       ――お前に…惚れたな……。

       冗談気に呟いてみた。

       風が強く、秋が深まっていた。


   ■ 2007年初めての伊吹虎の尾  
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       2007.06.27

       山頂の尾根近くを歩いていたら

       今年初めてイブキトラノオに出遭った。


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       無知な私は、

       ――え~っ、速すぎるんちゃう……。 (←関西弁で)

       と、戸惑いさえした。

       しかし、山頂へ至るまでにポツンと咲く幾つかのイブキトラノオに出遭った。


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       ざっくばらんな「えびすや」の主人に訊くと

       「三合目はもういっぱい咲いとるでぇ」

       ――エエッ…そんなもんかいな。

       とは言わず「そうですかぁ」ととぼけて

       ――急いで行こっ!、と腹に決めた。


       息子に「また行くんかいなぁ」と呆れかえられながら……

       2007.07.08 三合目を目指した。

       確かに咲いていた。

       大群落とはいかないが、立ち入り禁止の簡単な縄の向こうに

       群れ咲くいくつものイブキトラノオが立ち並んでいた。


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                                    (300mm望遠入院中のため55mm標準ズームで)

       
       さらにどんなイブキトラノオに出遭えるか……。

       その時はこのアルバムのページも変わるだろう。



   ■ 霧に佇む伊吹虎の尾
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       2007.07.20

       例年、この時期に来た台風が去ると夏到来のはずが……

       曇りの天気予報を信じて伊吹山を目指した。

       期待に反して、山は霧雨というべき濃霧であった。

       10m先がほとんど見えない。

       そんな中、イブキトラノオなどを撮った。

       ある感慨が胸に湧いた。


           ……ふざけて


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           円空やここにもあるか霧伊吹



   イブキトラノオ タデ科イブキトラノオ属)
   学名 Persicaria nepalensis
   北海道、本州の亜高山の草原に生える多年草。丈は70cmくらいまで。
   伊吹の名が冠せられるのは伊吹山で最初に発見され、かつ多数産するから、という。
   花期は7~9月。花穂は3~8cm。


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