ウワミズザクラ・上溝桜

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                                                                                         奥伊吹・五色の滝 2009.05.04

ウワミズザクラ ・ 上溝桜

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桜にもいろいろある。
これはウワミズザクラ。

渓流沿いによく見かけ、
五色の滝への登り口の近くにも大きなウワミズザクラの木がある

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母が花を見て「庭に植えたい」と言ったが……
小さな庭には不向きだろう。

何千坪もある大きな屋敷なら……。
棚田の「畑」の民家に植えられているのを見たことがあるが
やはり渓流に咲くのが一番いいのかも知れぬ。

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ふくよかな独特のその花は
微笑みを誘うようで

成ろうことならいつも側近くで眺めてみたいものだ。

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「上溝桜」と書くのは、湿気に強いからか……。
いつのまにか「みぞ」が「みず」に変化した。

「ぞ」が入ると言いにくい。
また鑑賞としてではなく、生活の中でよく使われたのだろう。

 

ウワミズザクラ バラ科サクラ属)

学名 Prunus grayana
別名 ハハカ
北海道西南と本州、四国、九州に分布する落葉広葉の高木。樹高20メートルくらいまで。
 イヌザクラ(犬桜)Prunus buergeriana に似ているが、より大型。
 花期は4~5月。新しい枝の先に長さ6~8センチの総状花序を出す。
 花弁は5枚。雄しべは30本内外。
 果期は8~9月。果実は長さ7mmぐらい。黄赤色から秋に黒く熟す。
 つぼみや若い果実(「杏仁子」)は塩漬けにして食用。 
材はとても堅く、版木、彫刻材、樹皮は樺細工に使われた。
 
 おまけ
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                               2007.04.15 京都府立植物園

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                                 2009.05.01 近くの山で

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                                 2009.05.01 近くの山で

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                                 2009.05.01 近くの山で