ユウスゲ・夕萓

ユウスゲが大分咲き出したと聞いて

まずは下見のつもりで出掛けた。

ユウスゲはおそくなって咲くというので
帰路につく前に撮ろうと決めていると、
帰るころ、濃霧発生。
(――おいおい 何すんねん……!)
霧はそのまま、消えなかった。

f:id:hanaibuki:20190427132635j:plain

f:id:hanaibuki:20190427132636j:plain

2007.07.08 快晴

前回、まだ見頃までには間があるのを確かめたから

f:id:hanaibuki:20190427132638j:plain
目的は他に……。
f:id:hanaibuki:20190427132637j:plain

ユウスゲは明らかに増えていた。

 

2007.08.01 台風5号接近
――台風が来る前に……

と何故か焦る。
遅めに家を出た。
――まだまだ大丈夫やろ……。
と高をくくっていた。
ゴンドラから下りると見慣れた景色が眼の前に広がる。

f:id:hanaibuki:20190427132639j:plain

さすがに登山者は少なく、人影もまばら……。
花は16時30分ごろから開く。
それまで時間潰しにうろつき、
咲いていたユウスゲなどを撮った。

f:id:hanaibuki:20190427132640j:plain

予定では、そうこうしているうちに――いい頃合い!

といくはずだったが……風が激しくなってくる。
重い三脚を担いだカメラマンが次々とやってくる。
それぞれ風を気にしている様子だ。
私だって気が気でない。
しかし、台風を甘く見過ぎていた。
収まる気配がないどころか……。
「風速8mですね、今日は……」
――台風はまだ遠いのに……!
「18mになるとゴンドラを止めます」
係員の言葉が悪魔の声(シツレイ)のようだ。
NHKがユウスゲの取材をやっていた。
女性レポーターは風を気にしている。
録画中に髪の毛がボサボサになっていく。
私はヤケクソ半分に撮りまくったが……
言わずとも知れた結果――ボツの山、伊吹山 涙。
何とか数枚を記念にupしておこう

f:id:hanaibuki:20190427132641j:plain

f:id:hanaibuki:20190427132642j:plain

f:id:hanaibuki:20190427132643j:plain

f:id:hanaibuki:20190427132644j:plain

f:id:hanaibuki:20190427132645j:plain

f:id:hanaibuki:20190427132646j:plain

f:id:hanaibuki:20190427132647j:plain

f:id:hanaibuki:20190427132648j:plain

 
 
豪雨一過の、2011.07.05
この日、晴れそうな気配に決断。
伊吹山山頂を目指した。
この時季
目立つのはミヤマコアザミとユウスゲばかりと言っても過言ではない。
三合目のユウスゲの群生を偲びつつ
ときおり顔を見せてくれるユウスゲをゆっくりと眺めた。
f:id:hanaibuki:20190427172526j:plain
f:id:hanaibuki:20190427172525j:plain

f:id:hanaibuki:20190427172527j:plainf:id:hanaibuki:20190427172528j:plainf:id:hanaibuki:20190427172529j:plainf:id:hanaibuki:20190427172530j:plainf:id:hanaibuki:20190427172532j:plain

三合目のユウスゲの壮観さはないが
涼やかに揺れる姿は

しとやかな女性を連想させる。

f:id:hanaibuki:20190427172531j:plain

 

ユウスゲ ユリ科ワスレグサ属)

学名 Hemerocallis thunbergii
別名 キスゲ(黄萓)
本州、四国、九州に分布する多年草
丈は1.5mくらいまで。
日当たりのよい草原に生える。ニッコウキスゲと同じ仲間。一日花。 
花は夕方に開花し翌朝には閉じる。
暗くなると夜行性の昆虫などにはこの花の色がよく見えるというのだが。
花期は7~8月。