鴨の「白鳥の湖」
鴨は、奥大原の百井でもそうだったが
なかなか人懐っこい鳥のようである。
人間のすぐ傍までやってくることがある。
「みずの森」で、突然2羽の鴨が傍まで飛んできて
睦まじく水遊びをしながら羽づくろいなどしはじめた。
首を伸ばしたり縮めたり、「愛してるよ」「愛してるわ」なんちゃって、
人目もはばからず求愛行動まで…
彼女、なかなかの美人
彼もまた男前……
……「ムっ!」と私のカメラに気づいたのか
「おラーっ…」
「撮れるもんやったら…」
「撮ってみィー!」
「どージャ」
「うまいこと 撮れんやろ」
「ふン!」
てな具合にバシャバシャ
バシャバシャ
バシャバシャバシャ
「撮れるもんやったら…」
「撮ってみィー!」
「どージャ」
「うまいこと 撮れんやろ」
「ふン!」
てな具合にバシャバシャ
バシャバシャ
バシャバシャバシャ
彼女が「なに子どもみたいなことやってんの?!
撮らしたげたらええやないの」
と取りなしてくれ、
「ほれ、練習してるあのバレーっ!」
と、今度はそそのかしてくれている。
「いくでぇー」
ラーららららラーらら…
バシャバシャ
バシャバシャ
バシャバシャバシャ
パチパチパチパチ…
「どや!」と言う彼に、
彼女も
うっとり…
2006年6月21日午後のことであった。