ヤマブキソウ ・ 山吹草

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   ■ ヤマブキソウ ・ 山吹草
 



       ヤマブキに似ている。
       だから山吹草――
       解りきったことながら
       花の色は見紛うばかり。

       光をよく反射させる。
       だから、泣かされた。
       そばに寄れないのも辛い。

       山野で見かけた記憶がない。
       私は何を見てきたことか……。
       斯くなる人生
       山吹草ほどの毒もない。




                                              京都府立植物園 2007,04,06など

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   ヤマブキソウ (ケシ科クサノオウ属)
   学名 Chelidonium japonicum
   別名 クサヤマブキ(草山吹)  ツバメ草
   原産本州~九州に分布する多年草。丈は30~40cm。
   ヤマブキの花に似た花をつけるからの命名。しかしヤマブキは5弁花、ヤマブキソウは4弁花。
   府県によってはレッドデータブックカテゴリー絶滅危惧Ⅰ類などに。
   全草、種子に毒性があり、嘔吐、呼吸麻痺、手足のしびれを催す。
   花期は4~6月。花径4~5cm。花が終わったあと、サヤ状の実をつける。