3月19日。
この日はどういうのか…何度も
シロハラ君に出遇った。
その3・4回目……(承前)。
※
(――やたらと汚い鳴き声だなあ……
と思っていた。
ジェッジェッとも
ギィェギィェとも聞こえる。
声のする方へ行くと……
またまた、
シロハラ君だった。)
(枯葉を辺り構わず散らかし
ガサガサ大きな音を立てながら
餌を探しているらしい。
私は
――行儀の悪い喰い方だ。
と内心、呟いた。
すると……)
む?
だれか、何か言ったか……?
(私の呟きが聞こえたらしい!)
ムムム…ッ
またテメエかぁ…!
よく人の邪魔をする奴だ。
…本当に今日はついてねえぜ。
(そう言うと
シロハラ君、またどこかへ行ってしまった。)
(しばらくして……またあの)
ギィェギィェ
ジェッジェッ
の声が……。
見ると、今度は日本庭園に通じる道に…。)
「やあ!
よく遇いますね」
エッ!
またおめえか!
勘弁してくれよな。
冗談も休み休みにして欲しいもんだ。
おめえさんは疫病神かえ?
この世は地獄だ。
(そう言い残すと
シロハラ君はまたどこともなく消えて行った。)
※ おわり
1/2トリミング。
ただいま鳥の撮
影練習中。
蛇足。写真の配列は撮った順です。