2007-01-01から1年間の記事一覧

エンレイソウ ・ 延齢草

■ エンレイソウ ・ 延齢草 面白い形をした花、葉が点々と立ち始めていた。 咲き始めの つやつやとした花の 奇異な美しさに驚く。 10cm程の茎、葉の天辺で 三菱のような顔を上げている。 初々しさが好もしかった。 顔を地面につけて いや、杉の枯葉にくっ…

アマミセイシカ ・ 奄美聖紫花

■ アマミセイシカ ・ 奄美聖紫花 「西施花」とも書くらしい。 その方が感じが出ている。 清楚な貴婦人。 「幻の花」と言わせるのは 絶滅が心配されるからだけでなく もともと夢幻のような はかなげな姿をしているからだろう。 佳人薄命の風情がある。 2007,0…

ルイヨウボタン ・ 類葉牡丹

■ ルイヨウボタン ・ 類葉牡丹 4月19日。 初めて見たとき ――これが花か…? と思った。 ――雑草……? 標示がなかった。 4月23日。 標示が出ていた。 健気と言うべき 淡緑黄の 山の少年。 京都府立植物園 ルイヨウボタン (メギ科ルイヨウボタン属) 学名 …

カリン ・ 花梨

■ カリン ・ 花梨 追加画像 京都府立植物園 カリン (バラ科 ボケ属) 学名 Chaenomeles sinensis 中国東部原産の落葉高木。10メートルを越す木もある。 日本への伝来時期は不明。中国では「木瓜」と書く。 語呂合わせで「金は貸すが借りない」の縁起を担…

ベニバナカスミソウ ・ 紅霞草

■ ベニバナカスミソウ ・ 紅霞草 ちょうど カップルにしてはまるで甘い雰囲気がない男女が 通りかかった。 ベニバナカスミソウが悲しげに見えた。 恋人よ 忘れないで 小さな風音は 私の吐息と想って 私の嘆きの胸の音を 聞いて 遠く離れて おなたを想う 私の…

クマガイソウ ・ 熊谷草

■ クマガイソウ ・ 熊谷草 <(_ _)> この記事は編集の上こちらへ移転しました。 ← クリック <(_ _)>

ツリガネズイセン ・ 釣鐘水仙

■ ツリガネズイセン ・ 釣鐘水仙 ――なんで、こんなところに…… 木陰に佇むツリガネズイセン 風趣あり。 京都府立植物園 2007,04,23 ツリガネズイセン (ユリ科ツルボ属) 学名 Scilla hispanica cv. 別名 シラー・ヒスパニカ ブルー・ベル(英名) ヨーロッパ…

カリン ・ 花梨

■ カリン ・ 花梨 夢はみるもの 空に託すもの はかなく消えても うらまない 笑ってすまそう いつかまたみる 夢のために 啼いた鴉がもう笑う 新しい恋のおとずれに きのうのなみだも宝物 夢みるおとめの たからもの カリンの花が歌ってる 京都府立植物園 2007…

アマナ ・ 甘菜 (「伊吹憧憬」- 121)

■ アマナ ・ 甘菜 (「伊吹憧憬」- 121) 2007年4月24日 久しぶりの伊吹山である。 歩いてあがりたかったが……。 ガスが山頂を隠したままだ。 アマナの小さな姿が きつい風に煽られて ゆれている。 左右 前後に 倒れるように、 束の間の春を楽しんでいる。 点…

ヤマエンゴサク ・ 山延胡索   Corydalis lineariloba

■ ヤマエンゴサク ・ 山延胡索 (「伊吹憧憬」- 120) 2007.04.24 伊吹山3合目 久しぶりに、 もう半年にもなるのか―― 伊吹山の三合目へ行った。 アマナ以外には「これ」というものが 咲いていない。 ニリンソウやタンポポ そしてありふれてはいるが たくさ…

ギンコウボク ・ 銀香木 / 銀厚朴

■ ギンコウボク ・ 銀厚朴 / 銀香木 静かに舞う 白く長い筒袖が ゆっくり しなり ため息をもらしている。 悩みのせいではなく、 いのちあることの 息づかい。 温かい匂いがふりかかる。 2007,04,18 草津市立水生植物公園「みずの森」 2011.09.23 草津市立水…

ラナンキュラス レクタ

■ ラナンキュラス レクタ 黄色がさらっとした色でなく 輝きに粘りがある。 ちょっと不思議な色。 花言葉は「執着」← 自作勝手作。 草津市立水生植物公園「みずの森」 2007,04,18 ラナンキュラス レクタ (キンポウゲ科ラナンキュラス属) 学名 Ranunculus 'r…

ホヘンベルギア・ステラタ

■ ホヘンベルギア・ステラタ 鮮やかな赤と紫のコントラスト。 深みのある色合い。 特に青みを帯びた紫が 美しい。 ……長い間名前が判らなかった。 草津市立水生植物公園「みずの森」 2007,04,08 ホヘンベルギア・ステラタ (パイナップル科) 学名 Hohenbergi…

チャボイランイラン

■ チャボイランイラン <(_ _)> この記事はこちらへ編集しました。 ← クリック <(_ _)>

シンビジウム ガトーショコラ (?)

■ シンビジウム ガトーショコラ (?) シンビジウム ガトーショコラの源であろうか。 詳しいことは分からない。 標示には「シンビジウム ショコラ」とあったが… 検索に引っかからない。 出てきたのがよく似た「シンビジウム ガトーショコラ」。 愛嬌のある …

ヘリップテルム・アルギロプシス

■ ヘリップテルム・アルギロプシス 「淡くかなしきもののふるなり」 と詠ったのは三好達治。 あれはきっと雪だろう。 「乳母車」に残る記憶。 母に祈る。 夕陽に向かって押していけ と。 こんな雪のような花が降ったら 達治は何と詠うだろう。 温かすぎて…… …

オロンチウム アクアティクム

■ オロンチウム アクアティクム サトイモ科独特の花(……?) これはとても珍しく、 日本では草津市立水生植物公園「みずの森」以外では まず見られないのでは……。 何日か前、新聞に報道されていた。 が、モウシワケナイが、 綺麗なのだけれども……私の好みで…

アメリカザイフリボク ・ 亜米利加采振り木

■ アメリカザイフリボク ・ 亜米利加采振り木 高木のはずだが、これはまだ3mほどの若木で、 やや寂しい。 ザイフリボクの成木の賑やかさはない。 曇天のせいで 明るさに欠けるが 本来はこんなものではない にぎやかな娘さんなのだ。 草津市立水生植物公園…

ザイフリボク ・ 采振り木

■ ザイフリボク ・ 采振り木 変わった名である。 「采配」を振ることと関係があるらしい。 春の姿は賑やかで 到底桜の風情はない。 で、どこか寂しい。 不思議な木だ。 花は、やはり「賑やかな娘」。 艶やかに見えてどこかしどけない。 面白い木だ。 近江富…

オオイヌノフグリ ・ 大犬の陰嚢

2010.03.14 伊吹野 ■ オオイヌノフグリ ・ 大犬の陰嚢 ありふれて 平凡……。 いつも笑っているようだ。 似ている顔もそれぞれ違う。 それでいい。 ひともそうであれば この代は少しマシになるだろう。 賢しらだつことの愚かさを教えてくれる オオイヌノフグリ…

バイカイカリソウ ・ 梅花錨草

■ バイカイカリソウ ・ 梅花錨草 梅花錨草 採取厳禁 人恋錨草 触則如死 繊細可憐 近江富士花緑公園 2007,04,21 バイカイカリソウ (メギ科イカリソウ属) 学名 Epimedium diphyllum 中国地方、四国や九州に分布する多年草。丈は30cmほど。 イカリソウの仲…

ゲラニューム・ダルマチクム

■ ゲラニューム・ダルマチクム 恋人を想う。 こころ弾み、熱くなる。 なのになぜか重い もの想い。 葉までもが美しい。 フウロソウの仲間には違いないが 華やか 大らかに咲く。 近江富士花緑公園 2007,04,21 ゲラニューム・ダルマチクム (フウロソウ科) 学…

オキザリス

■ オキザリス 多分園芸種だろう。 曇天の雲を仰ぐように 頼りなげに咲いていた。 失恋でもしたかのように……。 だが、美しく堪えている……。 近江富士花緑公園 2007,04,21 オキザリス (カタバミ科カタバミ属) 学名 Oxalis 〈spp.〉 別名 南アフリカ、中南米…

パシフロラ・ウィティフォリア

■ パシフロラ・ウィティフォリア また遇えることを期待していたのに……。 まるで彼女に振られたみたいだ。 なかなか逢えない。 彼女の都合次第の辛さ……。 地面を這うように咲く彼女を もっと美しく撮りたかったのに……。 京都府立植物園 2007,03,28 パシフロラ…

サンインシロガネソウ ・ 山陰白銀草

■ サンインシロガネソウ ・ 山陰白銀草 名も知らない可憐な花に出遇った。 これまで見落としていたのと 多少珍しい花ということも知らなかった。 もちろん、名も知らず。 「アズマシロカネソウ」にとても似ている ということろまでは突き止めた。 いつか確か…

ケマンソウ ・ 華鬘草

■ ケマンソウ ・ 華鬘草 2011.05.02 京都府立植物園 山野草展 ムラサキケマンと結びつかない。 確かに花の付き方は少し似ているが 花の形が……。 しかも二三倍大きい。 色といい形といい 思わず目を奪われた。 2007.04.21 近江富士花緑公園 2014.03.03 京都府…

ムラサキケマン  ・  紫華鬘   Corydalis incisa

■ ムラサキケマン ・ 紫華鬘 春になると 歩けば出遭う ムラサキケマン。 大都会のことを「けまんなし」と言う。 救いも美も、――消滅世界のこと。 あって当たり前、 なければ…… 地球もおしまい…か。 2007,04,06~ 自宅近くあちこち シロバナヤブケマン…(?)…

ヤマナシ ・ 山梨

■ ヤマナシ ・ 山梨 ここにも春が……。 奥大原の林近くで見た 梨のあまりの小さいのに驚いて 可笑しくなったのを思い出す。 ――あれは山梨だったのだ…。 と気づくと、 今度は自分がおかしいことを 教えられる。 青空に近く 少し緑をおびて 白い花をこぼれるほ…

ヤマエンゴサク ・ 山延胡索

■ ヤマエンゴサク ・ 山延胡索 山へ行くとよく見かける。 群生するというが 私は群生の姿を見たことがない。 何度見てもつい撮ってしまう。 可愛い上に面白い…… その恰好。 愛嬌たっぷりである。 滋賀・自宅近くの山 2007,04,20など ヤマエンゴサク (ケシ科…

ミヤマカタバミ ・ 深山傍喰

■ ミヤマカタバミ ・ 深山傍喰 <(_ _)> この記事は編集の上こちらへ移転しました。 ← クリック <(_ _)>