キダチルリソウ・木立瑠璃草 / ニオイムラサキ・匂ひ紫 / コウスイソウ / ヘリオトロープ Heliotropium arborescens

　　　■ キダチルリソウ・木立瑠璃草　/　ニオイムラサキ・匂ひ紫　/　コウスイソウ　/　香水草

　　　　　　　2011.10.31　京都府立植物園

　　　　　　　品種名　ブルーワンダー

　　　　　　　撮るのが少し遅かったがその色香はまだある。

　　　■　キダチルリソウ 　 ムラサキ科キダチルリソウ属

　　　学名　Heliotropium arborescens

　　　別名　ヘリオトロープ　　コウスイソウ　　チェリーパイ
　　　英名　cherry pie　　heliotrope　　common heliotrope

　　
　　　ペルー、チリ、エクアドル原産の常緑小低木。
　　　樹高は６０ｃｍくらいまで。
　　　茎にやや堅い毛がある。
　　　葉は互生。全縁。ほぼ卵形で先は尖る。葉脈が凹み襞状。縁には毛がある。
　　　花期は４～９月。紫色の小さな花が茎頂にらせん状につながる。
　　　　　　花径は３㎜で、短い漏斗状。芳香を持つ。中国名「香水草」。バニラのような香り。
　　　香水原料に用いられる。ヘリオトロープの香水は日本に入った最初の香水とされる。
　　　現地ペルーでは薬用として解熱に用いられていたという。
　　　わが国へは明治中期に渡来。
　　　属名はギリシャ語、「太陽」と「回転」の２語からなる。
　　　　　　花序が太陽の動きに従い回ると信じられたそうだ。
　　　　　　種小名は「亜高木の」の意。

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