ナギイカダ・梛筏 Ruscus aculeatus

　　　■ ナギイカダ・梛筏　

　　　　　　　2007,02,19など　京都府立植物園

　　　　　　　その葉の
　　　　　　　棘のような先が何度も私の手を刺す。

　　　　　　　低い無骨なその木や葉に
　　　　　　　私は惚れた。
　　　　　　　所々に赤い実をつけている。
　　　　　　　葉の中央に
　　　　　　　花が咲く
　　　　　　　奇妙な木。
　　　　　　　目立たぬ花を咲かせるのだろう。
　　　　　　　花の名残とまだ小さな
　　　　　　　実になる実が点々……。

　　　　　　　――花はいつか撮ってやる。

　　　　

　　　ナギイカダ （ユリ科ナギイカダ属）

　　　学名　Ruscus aculeatus

　　　地中海沿岸原産の常緑小低木。高さは30～60センチ。　
　　　先端が固く鋭くとがってるのは枝が変化したもの（葉状枝）。
　　　この枝の真ん中あたりに花が咲く。葉長は2～4センチ。
　　　結実期は7月～翌年2月（赤）。
　　　明治初期(1860年代)に渡来。

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