棚田の「畑」-12(4画像)
数日おいて出かけて写真を撮っていると
ゲートボール帰りの婦人から
「なにを撮っているの」
と声をかけられ、なぜか話しながら歩き出していた。
村の道をいくつか教わった。
別れ際、
「ここがウチんチ(ウチの家)だ。
冷たいお茶でも飲んで行かんか?」
――エッ!?
見ず知らずのこの怪しげな儂に!?
さも当然そうに言うので驚いたのだ。
「いや、ありがとうございます。
でも、これから登るので今飲むと汗が出ますから…」
と好意に感謝して別れた。
――そんなに親切にしていいの?
どうしてそう簡単にひとを信じることができるの?
こころが、こそばくなった。
ゲートボール帰りの婦人から
「なにを撮っているの」
と声をかけられ、なぜか話しながら歩き出していた。
村の道をいくつか教わった。
別れ際、
「ここがウチんチ(ウチの家)だ。
冷たいお茶でも飲んで行かんか?」
――エッ!?
見ず知らずのこの怪しげな儂に!?
さも当然そうに言うので驚いたのだ。
「いや、ありがとうございます。
でも、これから登るので今飲むと汗が出ますから…」
と好意に感謝して別れた。
――そんなに親切にしていいの?
どうしてそう簡単にひとを信じることができるの?
こころが、こそばくなった。
東地区の棚田の縁を大きなたくさんの松が守っていた。
細い道を辿っていくと同じ東地区の北側の棚田に出た。
狭い。これまで見た中で一番の急勾配に棚田がある。
下を見ると、まるで斜めだ。
さらに上にも棚田がある。
ご覧いただき ありがとうございます。