ハナスゲ・花菅

2011.06.26 滋賀・伊吹薬草

とてもいい匂いを発し

ラッパ状に半開するその花は夜しか見られない。

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奥ゆかしい。

■ ハナスゲ ユリ科ハナスゲ属)
学名 Anemarrhena asphodeloides
別名 知母(中国名)
古名 ヤマシ(夜万之) ヤマトコロ(山止己呂) チモ(知母)
英名 common anemarrhena
中国東北部華北原産の多年草。球根植物。
日当たりがよいやや乾燥した山野に生育する。
日本へは江戸時代の享保年間に渡来した。
丈は70cmくらいまで。
葉は根生し、スゲの葉に似ていて線状。長さ70cmくらいまで。
花期は6~7月。筒状の花を穂状につける。
花は全開せず、白地に紫色の筋が入る。
  夜に開花し,翌朝には萎んでしまう一日花。
  花はラッパ状に開いて特有の甘い香りがある。
  夜間に芳香を放つ。消炎・解熱作用、鎮静作用、利尿作用などがある。
   根茎は知母(チモ)という生薬となる。
   和名は、葉が菅の葉に似て、スゲより風情のある花をつけることから。
 
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